間違ったピルのすヽめ?
今回の記事は
- ピルを服用することは卵子冷凍の安価な代替解決策になるのか
について記載しています。
ピルを服用することで本当に卵子はセーブできるの!?
今回は余談です。
日本に帰国した際に日本の友達からピルを飲むことは避妊効果以外にも卵子をセーブする効果もあると聞いて、早速、アメリカに帰った後にリサーチ。
確かに日本のサイトには、低容量ピルを服用することで排卵を防ぐことができるので、その分、子宮を休められ、排卵を止めた分の卵子がセーブできる、らしき内容のことが記載されています。
では、一刻も早くピルを服用し始めないくっちゃ!
アメリカに帰ってからピルを処方してもらうため、婦人科へ。(実は前々から婦人科にいく予約を、とってあったので一石二鳥)
そこで婦人科のお医者さんに相談したところ、卵子をセーブする目的でピルを飲むのは間違っていると指摘されました。ピルを飲んでも排卵を止められる訳ではないとのこと。
(ちなみに、ドクターの友達がい他ので彼に相談したところ、婦人科の先生に言われたのと全く同じ回答が返ってきました)
私の場合、一番低い容量のピルでも副作用で気持ち悪くなって飲み続けられなかった経緯も伝えたところ、私のように体が小さい人は低容量でも副作用がでる割合が高いんだとか。
ピルは避妊効果以外にも生理の安定化、生理痛の軽減や、その他子宮の病気の予防にはなるので、服用するならそれを目的にしなさい、と。
でも、念のために、一番低容量のピルを処方してもらったんですけどね。
私がここで言い切る根拠は、
そして、この前の初回コンサルティングに行って、排卵がセーブされないということを自分の目で確認してきました。
と言うのも、初回コンサルティングの際に、超音波検査で子宮内を見せてくれたんですけど、その時に先生が現在の私の卵子の数をカウントしたこと。
私には白黒のエコー画像からどれが卵子なのかを読み取るスキルは全くありませんでしたが、一ヶ月以上ピルを飲んでいたのに、先生がはっきりと両方の卵巣から卵子をカウントしたとこは。。。何よりも排卵されている証拠ですよね。
ということで、今日の結論は、今までピルを飲んで来なかったけど、それに対して特に焦ることはないということ。
日本のサイトでは排卵を防げる、と記載されているものもあるので、強いピルとかは排卵を止められるのかもしれませんが、私はドクターでないので細かいことはわかりません。
そして自分は低容量ピルじゃないと副作用が出て服用できないのは知っていたので、ピルを飲んで来なかったことに対して焦る必要はなかった、と結論づけました。
でも一応服用してみた
何より他のメリットがありますからね。
ちなみに、今回処方してもらった一番低容量のピルを、一ヶ月以上服用して、前よりも副作用は少なかったように思います。
しかし最初の3週間は情緒不安定になったり、ものすごくイライラしたり、気持ち悪くなったり、なかなか大変でした。
でも4週間目に慣れてきたように思います。今回のピルは前回試したものより体に合っていそうです。そして、生理も軽くなったのが嬉しいです。
仕事が忙しいのに、生理が重くて大変で、月一で休みたくなるくらいだったので、その症状と生理痛が改善されただけでも飲む意義はあるのかもしれません。
卵子冷凍後に副作用が出ないようなら、(先生には2、3ヶ月飲み続けたら大丈夫と言われました)他のメリットも考えて飲み続けるのもありかな、と少し思いましたが、まだ決めていません。
ちょっと待った、追記です!!
上記したことは、ちゃんと婦人科の先生に聞いて記載したので、嘘を書いているつもりはありませんでしたが、実は日本のサイトも一理あったので追記しておきます。
やっぱりピルは卵子を少しはセーブできるのかも!?
卵子冷凍の初回カウンセリングに行ったのが、ピルを飲み始めてちょうど一ヶ月目でした。
その時に、エコー検査で合計18個の卵子が確認されました。
そして、次の排卵の後にエコー検査したところ、確認された卵子はたったの7個!
半分以上セーブできてるじゃないか!?と思いました。
少しは排卵されていますが、同じ量排卵されている訳ではなさそうです。
また、私の場合、初めの月で、生理が来たかもしれない、というくらい出血が実際の生理前にあったので、断言はできませんが、もしかしたら、少しはセーブできているかもしれない、と思いました。
何よりも、アメリカの婦人科の先生にはセーブする目的でピルを服用するのは間違っている、と断言されていますから。(しかも複数の先生に。。。)
まぁその理由は、年齢と共に健康な卵子の数が減り、AMHの値も減少するからであると思います。いくらセーブしていても、生成能力が劣り、健康でない卵子を生成しても使えませんからね。
そして研究で若い卵子の方がいいというのは明らかになっていますし。
ということで、もしも本当に健康な卵子をキープしておきたいならピルだけでは不十分であると、頭の片隅に置いておいた方が良さそうです。
またまた追記(2021年5月追記)
自信をもって断言できないのですが、ピルを飲み続けてもう2年くらいになりますか。生理が来なくなりました。生理が来なくなってからもう1年は経っているかと思います。卵子がセーブできる説が濃厚です。
もししっかりセーブできていなくても、毎回の生理で子宮を酷使している感が全くなく(生理のたびにおなかが痛む、等)、かつ、生理に煩わされなくていいのでだいぶ助かっています。
アメリカに来てもう今や5年になりましたが、まわりで、本当に40代で妊娠している人が多い!中には特に不妊治療してない人もいる。どういうことだ!?(同僚とか、友達とか!一人、二人じゃない、いっぱいいる!)
私の勝手な推測では、アメリカではピルの処方が日本よりも10年先に一般化していました。そのため、若いころからピルを服用している人が多く、卵子をセーブできていたんじゃないか!?説。
(医学のエキスパートではないので、これは全く私の憶測です。間違っていたらごめんなさい。)
ドクターの友達がいるので少し日本とピルについて。
日本は、男性に有意な薬はすぐに使用許可が出るのに、ピルとか女性のためになるものは、なかなか承認されない過去があるとか。日本でピルが認可されるのに10年も掛ったとか。日本で、もっともっと女性進出と女性の活躍を心から検討します。
ちなみに結論から言うと、ピルはすすめます!
まだ服用してない人はぜひ検討してみてください。ただ、卵子冷凍の代替効果までは期待できないので、そこは理解しておいてください。