彼じゃなくって、私が決める

30代キャリア女子の奮闘日記

保険制度,会社の福利厚生を活用せよ

今回は下記の内容を紹介しています。

  • アメリカの不妊治療のサポート制度
  • 保険のカバー率
  • 卵子冷凍なり、妊娠なりを考えるなら摂取しておきたいビタミン剤



さて、冷凍のサイクルを遅くしたため、この期間に色々調査することにしました。

ちなみにナースには1、2ヶ月の差なら何も変わりはないと言われました。焦ってやるより、ちゃんと調べてから行動しよう!



そして、私の会社のベネフィット(福利厚生)の部門にもう一度制度のことを問い合わせてみました。

 

 

会社の不妊治療の福利厚生制度をまずは理解しよう

急ぎすぎないで、まずはアメリカの保険制度を理解しよう で、不妊治療でサポートしてくれる薬代の上限(Life Time Maximum)が$10,000であると記載したのですが、そのプランについてです。

 

この不妊治療のベネフィットは、申請することでよりいいプランにアップグレードする事ができる、ということを会社の福利厚生の部門に教えてもらいました。

 

問い合わせてみると、プランをアップグレードできる条件は

  • 掛かっている医療機関が、保険会社と提携している医療機関であること
  • 薬の場合、治療に必要な薬であると医者の承認が取れること
  • ナースと電話会議をして、アップグレードできるか、現在の状況を話し合うこと

でした。

 

卵子冷凍の費用はカバーされていないと言われましたが、薬はカバーされる!とのことで、ナースと電話会議をスケジュール。

 


ダメもとで問い合わせてよかった

電話会議をしたところ、ナースも最初は卵子冷凍の費用自体はカバーされないので、保険のプランをアップグレードできるかわからず、彼女も一端確認する必要がありましたが、最終的に薬代は保険でカバーされ、ベネフィットのプランもいいものにアップグレードしてもらえました。

 

このアップグレードは実はタダでした。保険代が高くなるのを覚悟していたので、なんとラッキーなこと。*これは、Fertility(不妊治療系)に対して支払われる保険のみです。Fertilityは別途プランがあるんですね、全く知りませんでした。

 

Standard Plan(アップグレード前)

医療費(生涯最大保険負担額)$12,000

薬代(生涯最大保険負担額)$10,000



Enhanced Plan(アップグレード後)

医療費(生涯最大保険負担額)$30,000

薬代(生涯最大保険負担額)$15,000



そして、この会社の福利厚生の優れているところは、電話相談に乗ってくれるということ。例えば、向こうから、卵子冷凍の手順は知っていますか?目標の冷凍個数は決定していますか?等の質問をしてくれました。

 

私の場合、事前に色々調査していたので、1個の冷凍卵子から一人産めるとか、そういう勘違いはなく、話はスムーズに進みました。

 

せっかくの機会なので、食べていいもの悪いもの、運動の有無を再確認しました。

 

そして、一番よかったのは、もし卵子冷凍なり、妊娠なりを考えているなら、今日からでもビタミンBの一種であるFolic Acide 800mgを今すぐにでも毎日1錠飲みなさいと言われました。

Folic Acideとはなんじゃい?と思いましたが、調べてみると日本語で「葉酸」でした。葉酸はガンを引き起こすDNAの変化を防ぎ、新しい細胞を作るのを助ける働きがあり、貧血にも効くそうです。

 

そして、この会社のベネフィットからこのFolic Acideを送ってくれるのだとか。なんてラッキーな。本当に調べてよかったし、相談してよかったとつくづく思うばかり。

 

葉酸先天異常を防止する効果があるそうです。

 

先天異常を防止するための受胎前および妊娠初期(12週まで)の葉酸補充

葉酸は、サプリメントおよび栄養強化主食(小麦粉、トウモロコシ粉など)に用いられる合成葉酸塩で、神経管欠損(neural tube defects:NTD)の発生を減少させる。 この先天異常には、脊柱の骨(椎骨)に1か所以上の開口がある二分脊椎(または中裂脊椎)、および神経管の頭側末端が開いたままとなる無脳症などがある。葉酸の補充は、受胎しようと試み始めてから妊娠12週までの女性に、国際的に推奨されている。世界保健機関World Health Organization :WHO)は、生殖年齢の女性に鉄と葉酸サプリメントを断続的(週1回)に摂取することも奨励しており、特に貧血の有病率が20%を超える集団に推奨している。葉酸の補充は、口蓋裂、口唇口蓋裂、および先天性心血管欠損など、ほかの先天異常も減少させる可能性もある。最近、5‐メチル‐テトラヒドロ葉酸(5‐methyl‐tetrahydrofolate :5‐MTHF)が葉酸補充の代替薬として提唱されている。これは、ほとんどの葉酸含有食品および葉酸が5‐MTHFに代謝されるためである。一部の女性は、血中葉酸濃度を低下させる遺伝子特性をもっている。

引用

 

私がもらった説明書きには妊娠する前と、妊娠初期に摂取するように書かれていました。



そして、この福利厚生のプランはいざ卵子冷凍が始まって質問があったらいつでも電話相談していいんだとか。 さっそく、来月に電話会議のスケジュールをしました。このナースがとっても詳しかったので、絶対に予約があって困ることはないだろう、と。



今回学んだことは、ダメ元でも一回聞いてみる価値はあるってことですね。


さて保険でカバーされる金額も上がったし、先週に病院から医者の承認の書類も出してもらったので再度、薬代を確認!

薬局に電話です。

 

この前、ナースと話し合って、8日プラン(最短コース)分の薬のみオーダーすることにしました。というのも、最初のオーダーは全部で12日分以上出されていたからです。一回で十分な量の薬がオーダーされているのはいいことなのですが、高価な薬なので必要以上はオーダーしたくないですよね。そして、人によってどのくらい薬が必要か違うので、最小の量を最初に頼む事にしました。

 

嬉しいことに、PA(医師からの承認)をもらえたのと保険のプランを良いものに変更できたので、薬代は全額保険でカバーされることになりました。

 

ちなみに、もちろん私は将来不妊治療は行わない前提の保険の使い方です。その為の冷凍ですからね!

 

ということで、ラッキー!次は、薬の代金や必要な量を紹介できたら、と思います。

例えば、8日プランって何?どうしてどのくらい必要かわかるの?等