初回に必要な薬の発注と計算の仕方、実際の工程の説明
今回は
- 生理3日目のモニタリング結果
- 初回に必要な薬の量と計算の仕方
- 計算の仕方
について述べています
もう一度生理がきたっ!(追記なので2週前の話です)
ということで、検診に行ってきました。
今月のサイクルでは冷凍しないことにしたのですが、先日ナースと話し合って、とりあえず次の生理がきたら、体の状態を調べるために検診しよう、ということになっていました。
というのも、私の場合、1回目の生理がおそらく不発?だったからです。ピルを飲んでいたせいでサイクルが狂って、出血したと思って検診に行ったら卵胞が少ししかなく、排卵を促進させる追加ホルモン剤を打たされるところでした!!
でも、手違いでホルモン剤がオーダーされていなかったため、自然サイクルを待つことになりました。繁忙期と親のNY滞在を外して、10月の最後の週を予定しています。
今回の検診の結果は、ちゃんとたくさん卵胞が見つかった!!
今回の検査では右の卵巣に7つの卵胞、左に11個。ということで合計18個。冷凍に耐えきれない卵もあるとして、やっぱり目標冷凍個数は15個と設定。来月もちゃんとたくさん卵胞が生成されるといいんですけどね。
血液検査の結果もよく、(すべてのホルモンレベルが今回冷凍できるレベルでした)結果オーライでした。
次はホルモン剤の準備を事前にしっかりしておこう!
さて、10月末のサイクルでちゃんと冷凍を始めるために、薬の摂取の仕方と最初に手元に送ってもらう量の推測をシェアしたいと思います。
卵子冷凍で最短でも必要な日は8日とナースに聞きました。
どういう過程で卵子冷凍を行うのか?
- (卵子冷凍過程1日目=月経3日目)から卵胞を育てるホルモン剤を毎日打つ。(この期間、毎日2種類Gonal FとMenopureの注射)
- (卵子冷凍過程4日目から6日目)未熟なまま排卵したくないので、初回ホルモン剤投入から4−6日目から排卵防止目的のホルモン(Cetroide)も加えて打ち始める。(この期間、毎日3種類の注射)目的は、排卵を抑えつつも、初日から打っているホルモン剤は打ち続けることで、卵子をさらに成熟させる。
- (卵子冷凍過程8日目から10日目)卵子が成熟したと判断されたら、トリガーショットを打つ。(この日は最後の1種類のみ)
- トリガーショットってから36時間後に摘出手術。(手術の日と前後の日は抗菌剤を服用)
わかりにくいのでグラフを作ってみました。あくまで、最短で行った場合の推定なので、実際の経過は後ほどアップデートします。
- 大きな〇で示しているのがDay
- 大きな〇の斜め上に振ってあるCDとはCycle Dayのことで月経初日を1とします
- 実際にホルモン剤を打ち始める日を、卵子冷凍の過程を始める日1とし、その数字を大きな〇の中に記載しています
- 黄緑、黄色、オレンジ、紫、赤の小さい印は投与する薬の情報で、投与量が変わるものについては印のなかに投与量の見積もりを記載しています
この図で、生理何日目に何種類の薬を投与するべきかわかります。薬によって効果が違うので、モニタリング次第で投与期間は変わります。
モニタリング=血液検査+卵巣のエコー検査
保険がカバーしてくれる額に上限があるので、この最短コースに必要な薬だけ最初に受け取ることにしました。(お金は受け取った薬の分だけ支払えばいいので)
もしも卵胞(卵子を包み込んでいる袋のような組織)がうまく成長していたら、4日目からGonal-FとMenopurに加え、排卵を防ぐホルモン剤Ganirelixを追加で投与していきます。
例えばですが、卵子の成長が遅い人は最高15日間ホルモンを打ち続けます。(上記の図は7日間だけの最短コースの図です。)ドクターに稀にこのようなケースもあるといわれました。
その場合、排卵防止剤を打ち始める日が遅くなり、排卵防止剤を打ち始めてから、トリガーショットまでの日数も増えるということですが、1日3本も体に注射を打ち続けたら、穴だらけになってしまいそうですよね。
注射嫌いなので最短で終わりたいです。
薬の紹介
Gonal F:これはPenという単位で販売されていて、毎日100ユニットずつ打つのですが、販売している単位が300,450,900unitで、どう計算しても余りなく800ユニット(8日分)買えないので900のPenを一本受け取りました。(そして要冷蔵!)
Freedom MedTEACH Videos | Freedom Fertility Pharmacy
Menopure:これは自分で調合が必要な薬です。途中で量が減らされると信じて11vialのみ受け取りました。
Freedom MedTEACH Videos | Freedom Fertility Pharmacy
Cetrotide:4日目から排卵防止剤を打つとして4本受け取りました。これも調合しなければいけないんですね、自分で。調合に使う針と打つ針が違うので、自分で針の交換しなければいけません。できるのか怪しいです。
Freedom MedTEACH Videos | Freedom Fertility Pharmacy
Novarel:トリガーショットです。これは1000UNIT(一回分)注文しました。皮下脂肪注射と筋肉注射があるのですが、どちらかまだドクターに聞いていません。これは皮下脂肪注射のビデオのリンクですが、筋肉注射は一気に針を打ち込むので怖すぎで自分でできる気がしません。(追記)後でドクターから筋肉注射じゃなくて皮下脂肪注射でも同じ効果があるので大丈夫と指示をいただきました。
Freedom MedTEACH Videos | Freedom Fertility Pharmacy
Doxycyline:抗菌剤のことです。これは手術の前日、手術日、手術翌日に内服します。子宮内に針を突っ込んで卵子を取り出すので、変なばい菌の感染予防で、この薬は一般的なものなのでとても安く、すぐに手に入りそうでした。
豆知識
Vialというのは薬の入った小さいガラス瓶のことで、Menopureはこのvialで薬を調合します。難しそうですね。。
ここまで事前準備でした。
薬局から大量の注射針と、これらのホルモン剤が届きました。全て薬代は保険でカバーされることになったので、急がす、保険制度を調査してみてよかったと思います。
だいぶアメリカ医療に詳しくなってきました。(これは楽しい!、注射は怖い。)
複雑な気分です。
その他注意事項
- アルコール、カフェインは摂取禁止(えーん)
- 電解水を8−12グラス飲んでください(ゲータレードとかいう、まずいスポーツドリンクや私の嫌いなココナッツウォーターなど。Smart Waterでもいいらしいです)
- プロテインと塩の摂取を増やすこと
- 過度な運動は控えること(なぜかヨガも含む。)ウォーキングはOK
- 鎮静剤、炎症を抑える薬、モルヒネは摂取してはいけない
- Tylenol(解熱鎮静剤)は摂取してもよい
私のメインの運動はヨガなんですけど、ヨガやめて甘いスポーツドリンク飲んで肉の量を増やすとか、太るとしか思えないですね。今のうちにダイエットしておかないとー。
今回の記事はよくわかっていない工程について、ナースやドクターに詰めまくって調査した結果と、実際に体験した追記の両方から構成されています。