卵子冷凍 初回カウンセリング
今回の記事は
- 実際の初回カウンセリングの内容
- カウンセリングに行く前のアドバイス
- 冷凍目標個数の定め方
- スケジューリング
について記載しています。
2日前(木曜日)に、遂に卵子冷凍の初回カウンセリングに行って来ました。
2ヶ月前に電話したけど、予約が取れたのはこの日。
東京でもなかなか予約の取れない病院はありましたが、NYの方が予約が取りにくいと思います。他の病院でも、歯医者でもそうなんですが、予約が取れるのが何ヶ月後ってどういうこと。
病院って具合が悪くなった時に即行きたいものなのに。
来月に親がNYに遊びに来る週がバッチリ排卵日と重なっていたので、どうしても10月に通院したくなくて、何度か病院に電話した結果、コロンビア大学の病院は対応がとてもよく、キャンセルが出たところに入れてくれて、最初に予約が取れた日より1週間早く初回カウンセリングに行くことができました。
卵子冷凍とはスケジューリング!?
個人的に事前調査した結果、曖昧だったことが、初回カンセリングに行ってはっきりしました。卵子冷凍は月経のサイクルによって手術日が変わるので、急ぎの場合、(私の場合)この1週間が実はとても大切でした。
あと1週間遅かったら、10月のサイクルになるところでした。10月の丁度手術になるであろう日に親が来ていて、カナダに一緒に旅行に行く予定だったので、もし9月を逃したら11月の手術ということになっていました。
危ない、危ない。11月も旅行の予定があるのでできれば早くに終わらせてしまいたい。
私の場合、年内なら保険でカバーされる薬なら、保険会社が払ってくれるという金銭的な面もあり。(今年は個人負担額の上限に達しているため)
心理的にも実はだいぶストレスを感じていましたし。親に言うのか言うまいか。
果たして親はこの決断を受け入れてくれるのか、くれまいか。
私は結果にもよると思いますが、無駄な心配を掛けたくないので言わないと思います。
さて、実際の体験談を
病院はコロンバスサークル近くにあるビルのペントハウスで、とても綺麗な空間でした。いろんな病院に行ったことがありますが、NYの中では一番綺麗だと思いました。
東京のイケてる病院に近い感じ。(イケてる病院=ハイカラ、オシャレな病院とでも定義しておきましょう)先生の部屋にはブリザードフラワーが飾ってあったり。
さて、初回診断の流れをここに記載します。
初回カウンセリングの前に、
- メディカルレコード(医療歴、薬歴等)
- 保険の情報
- 現在服用している薬の情報
- 現在の体の状況、症状があればその症状
- 婦人科系の全てのテスト結果
を提出しておきます。私の場合、7月に毎年恒例の婦人科系の検査を終えていて、できるものは全て検査していたので、初回カウンセリングはスムーズに進みました。
カウンセリングでは、最初に先生に会って、
- 病院の説明
- 卵子冷凍の説明
- 年齢と妊娠確率に対する説明
等を受けます。
なども聞かれました。
私の先生はほぼ少し年上の優しい感じの女性の先生で、暖かく迎えてくれたため話やすかったです。
子供が何人欲しいかによって冷凍しておきたい卵子の数が変わってきます。
説明してもらったグラフと同じグラフを見つけたのでここにペーストします。
同じサイトから卵子冷凍の成功率と年齢の関係を。
読み方
- 年齢別で自分がA,B,C,Dのどこにいるか(グラフの中に書いてある、30−34とかが年齢層)
- 横軸が冷凍できた成熟した卵子の数で、縦軸が成功率
- 一人子供が欲しい場合、青色のグラフを参照。二人の欲しい人は赤色、三人は緑のグラフ
私の場合
もちろん、卵子を体に移す年齢も大きく関わってきますが、冷凍年齢と冷凍個数によって現在の確率がわかるわけですね。一人目、できれば二人目も自然妊娠したいところです。これは保険!
いざ子供が産める確率はそんなに高くありませんが、卵子冷凍に100%頼る目的で冷凍するわけではないので、この確率でもよしとします。
検査結果によっては卵子冷凍できないこともある
基本的な説明が終わった後、採尿、採血を行います。
その後、超音波で子宮内を検査して、卵巣の大きさが正常かどうか、今現在、何個の卵子が存在しているか、卵子数をカウントしてくれます。
私の場合は今回のサイクルで、右に8つ、左に10つ卵子が存在していました。
先生にはいい数字だ、と言われました。
前のブログで紹介した本では、著者のサラ(当時36歳)は初回の卵子摘出で冷凍後に卵子が生き残った卵子の数が確か6個のみで、彼女は何度か卵子冷凍の手術を繰り返しました。
その話も知っていて、いい数字が確認できてひとまず安心しました。
この時点で卵子が確認できないと、次に進むために不妊治療をしなくてはいけないんですね。
しかしこの数は実際に何個卵子が取れるかには関わりません。それはこれらは全て月経で流してしまって、次のサイクルから採取するからです。
超音波検査のあとは、どのサイクルで始めたいか、スケジュールの調整と次にすることの説明を受けました。
実際のホルモン注射は次の生理の3日目から始まります。
私の場合、一ヶ月前から低容量ピルを飲んでいました。通院がわかっていたのでわざと生理日を3日ほど遅らせていました。
私がすぐ始めたい意思を伝えると、先生もすぐ動いてくれて、金銭面で私が大丈夫ならすぐに始められる、とのことでした。
次のステップは
1回目のホルモン注射は生理3日目です。と言うことで、私の場合は即ピルの服用をやめて、生理が来たらコーディネーターの人に電話して次の通院日を決定します。
次の通院では超音波検査と採血、ホルモン注射と詳細なスケジューリングについて専門医と話します。
帰り際に、次回までに読んでおく資料、サインしておく資料をもらいました。不妊治療に関する「いろは」の資料です。
ちなみに、私が死んだ時に、冷凍した卵子をどうしたいか、も聞かれました。
私は妹がいるので、勝手に妹の名前を受取人に記載しておきました。彼女は冷凍とかしないだろうから、手遅れになったら使ってもらう。と。
初回カウンセリングに行く前のアドバイス
ここで、初回検査に行く前に不安だったこと、わからなかったことをシェアします。
私の場合、保険の都合で年内に絶対に手術したかったこと、旅行の予定があったこと、そして決めたからには一ヶ月でも若い卵子を冷凍したかったという理由から、すぐに始めたい人にはいいアドバイスになると思います。
- ピルを飲んでいるならやめないこと
- 初回カウンセリングは生理の直前に予約すること
- 風邪薬などは摂取していても初回カウンセリングには影響ないので、風邪をひいた場合などは我慢せずに薬を飲んでいい
- お金の準備をしておくこと
ピルについてですが、初回カウンセリングの後にもらった資料にこう記載されていました。
月経のタイミングを管理するため、かつ、ホルモンの生成をスローダウンさせる目的で、ホルモン注射の2−4週間前に医者がピルを飲むように言う場合があります。
なので、今ピルを飲んでいる人は飲み続けてください。
私の場合、生理の最中に初回カウンセリングを合わせるのがいいのか、遅らせるのがいいのかわからなかったのですが、遅らせていて正解でした。
と言うのも前記したように実際の卵子冷凍のプロセスは生理の3日目から始まるからです。
生理後直後が初回カウンセリングだと、一ヶ月無駄にしてしまうのと、卵子の個数を数えるためにもう一度通院しなければならない可能性もあるので、可能なら生理直前の予約をお勧めします。
しかし、婦人科系のテスト(定期検診で検査できるものです)を終えていない人は、その検査結果に時間がかかった場合、もしかしらたらもう一サイクル遅れるかもしれませんが。
なんと言っても商売なので
お金の準備も忘れずに。私の場合、全てクリアだったので、決済が済み次第進ませてくれるとのことでした。
初回カウンセリングは思ったよりも簡単で、早く終わってよかったです。
この日は会社で午後休をとっていたのですが、結局忙しくって病院からミーティングに出たりしてました。
病院にPCを広げられて電話できる場所があってよかったです。
家に帰ってから、緊張していたのか精神的にものすごく疲れていて、その日は早めにベッドに入ってたくさん眠りました。
これから始まる卵子冷凍。初日でこんなに疲れるなんて。精神的に強くありたいと思いました。
ちょうど仕事が忙しくて、あまりモヤモヤ悩む余裕がなくていいのかもしれません。