彼じゃなくって、私が決める

30代キャリア女子の奮闘日記

保険制度,会社の福利厚生を活用せよ

今回は下記の内容を紹介しています。

  • アメリカの不妊治療のサポート制度
  • 保険のカバー率
  • 卵子冷凍なり、妊娠なりを考えるなら摂取しておきたいビタミン剤



さて、冷凍のサイクルを遅くしたため、この期間に色々調査することにしました。

ちなみにナースには1、2ヶ月の差なら何も変わりはないと言われました。焦ってやるより、ちゃんと調べてから行動しよう!



そして、私の会社のベネフィット(福利厚生)の部門にもう一度制度のことを問い合わせてみました。

 

 

会社の不妊治療の福利厚生制度をまずは理解しよう

急ぎすぎないで、まずはアメリカの保険制度を理解しよう で、不妊治療でサポートしてくれる薬代の上限(Life Time Maximum)が$10,000であると記載したのですが、そのプランについてです。

 

この不妊治療のベネフィットは、申請することでよりいいプランにアップグレードする事ができる、ということを会社の福利厚生の部門に教えてもらいました。

 

問い合わせてみると、プランをアップグレードできる条件は

  • 掛かっている医療機関が、保険会社と提携している医療機関であること
  • 薬の場合、治療に必要な薬であると医者の承認が取れること
  • ナースと電話会議をして、アップグレードできるか、現在の状況を話し合うこと

でした。

 

卵子冷凍の費用はカバーされていないと言われましたが、薬はカバーされる!とのことで、ナースと電話会議をスケジュール。

 


ダメもとで問い合わせてよかった

電話会議をしたところ、ナースも最初は卵子冷凍の費用自体はカバーされないので、保険のプランをアップグレードできるかわからず、彼女も一端確認する必要がありましたが、最終的に薬代は保険でカバーされ、ベネフィットのプランもいいものにアップグレードしてもらえました。

 

このアップグレードは実はタダでした。保険代が高くなるのを覚悟していたので、なんとラッキーなこと。*これは、Fertility(不妊治療系)に対して支払われる保険のみです。Fertilityは別途プランがあるんですね、全く知りませんでした。

 

Standard Plan(アップグレード前)

医療費(生涯最大保険負担額)$12,000

薬代(生涯最大保険負担額)$10,000



Enhanced Plan(アップグレード後)

医療費(生涯最大保険負担額)$30,000

薬代(生涯最大保険負担額)$15,000



そして、この会社の福利厚生の優れているところは、電話相談に乗ってくれるということ。例えば、向こうから、卵子冷凍の手順は知っていますか?目標の冷凍個数は決定していますか?等の質問をしてくれました。

 

私の場合、事前に色々調査していたので、1個の冷凍卵子から一人産めるとか、そういう勘違いはなく、話はスムーズに進みました。

 

せっかくの機会なので、食べていいもの悪いもの、運動の有無を再確認しました。

 

そして、一番よかったのは、もし卵子冷凍なり、妊娠なりを考えているなら、今日からでもビタミンBの一種であるFolic Acide 800mgを今すぐにでも毎日1錠飲みなさいと言われました。

Folic Acideとはなんじゃい?と思いましたが、調べてみると日本語で「葉酸」でした。葉酸はガンを引き起こすDNAの変化を防ぎ、新しい細胞を作るのを助ける働きがあり、貧血にも効くそうです。

 

そして、この会社のベネフィットからこのFolic Acideを送ってくれるのだとか。なんてラッキーな。本当に調べてよかったし、相談してよかったとつくづく思うばかり。

 

葉酸先天異常を防止する効果があるそうです。

 

先天異常を防止するための受胎前および妊娠初期(12週まで)の葉酸補充

葉酸は、サプリメントおよび栄養強化主食(小麦粉、トウモロコシ粉など)に用いられる合成葉酸塩で、神経管欠損(neural tube defects:NTD)の発生を減少させる。 この先天異常には、脊柱の骨(椎骨)に1か所以上の開口がある二分脊椎(または中裂脊椎)、および神経管の頭側末端が開いたままとなる無脳症などがある。葉酸の補充は、受胎しようと試み始めてから妊娠12週までの女性に、国際的に推奨されている。世界保健機関World Health Organization :WHO)は、生殖年齢の女性に鉄と葉酸サプリメントを断続的(週1回)に摂取することも奨励しており、特に貧血の有病率が20%を超える集団に推奨している。葉酸の補充は、口蓋裂、口唇口蓋裂、および先天性心血管欠損など、ほかの先天異常も減少させる可能性もある。最近、5‐メチル‐テトラヒドロ葉酸(5‐methyl‐tetrahydrofolate :5‐MTHF)が葉酸補充の代替薬として提唱されている。これは、ほとんどの葉酸含有食品および葉酸が5‐MTHFに代謝されるためである。一部の女性は、血中葉酸濃度を低下させる遺伝子特性をもっている。

引用

 

私がもらった説明書きには妊娠する前と、妊娠初期に摂取するように書かれていました。



そして、この福利厚生のプランはいざ卵子冷凍が始まって質問があったらいつでも電話相談していいんだとか。 さっそく、来月に電話会議のスケジュールをしました。このナースがとっても詳しかったので、絶対に予約があって困ることはないだろう、と。



今回学んだことは、ダメ元でも一回聞いてみる価値はあるってことですね。


さて保険でカバーされる金額も上がったし、先週に病院から医者の承認の書類も出してもらったので再度、薬代を確認!

薬局に電話です。

 

この前、ナースと話し合って、8日プラン(最短コース)分の薬のみオーダーすることにしました。というのも、最初のオーダーは全部で12日分以上出されていたからです。一回で十分な量の薬がオーダーされているのはいいことなのですが、高価な薬なので必要以上はオーダーしたくないですよね。そして、人によってどのくらい薬が必要か違うので、最小の量を最初に頼む事にしました。

 

嬉しいことに、PA(医師からの承認)をもらえたのと保険のプランを良いものに変更できたので、薬代は全額保険でカバーされることになりました。

 

ちなみに、もちろん私は将来不妊治療は行わない前提の保険の使い方です。その為の冷凍ですからね!

 

ということで、ラッキー!次は、薬の代金や必要な量を紹介できたら、と思います。

例えば、8日プランって何?どうしてどのくらい必要かわかるの?等

アメックスプラチナカードの勧め

卵子冷凍と関係ないトピックじゃん、って思われるかもしれませんが、そうでもないんです。

 

高額な卵子冷凍。100%自己負担の卵子冷凍。

 

ではこの際、素晴らしく年会費($550)の高いAMEX プラチナムに契約して、その年会費の元を回収してやろうではありませんか。

 

クレジットカードは使えば使うほど、ポイントがもらえますよね。そして、初回申込の時のみもらえる、いわゆるキャンペーンポイント。申込から3ヶ月以内に$5,000(いつも通り一ドル一円でざっくり計算して50万円)使わないと、このキャンペーンポイントはもらえません。一回の卵子冷凍のベース費用が$63,00だから、これを新しいAMEXプラチナカードで払えば完璧ではありませんか。

 

まとまった支出がスケジュールされているので、最初の3ヶ月でどうやって50万円遣うか考えなくていいし、ポイント還元率の高いAMEXで払えばお得だし。一石二鳥。

アメリカでは家賃をクレジットカードで払うと、手数料として$50とか一回に取られてしまうので、できれば家賃は口座引き落としが賢明ですよ!

 

ちなみに、日本とアメリカでAMEXは違う法人で日本の場合、プラチナムカードに入るためには年会費13万+消費税でアメリカで加入する方が絶対的に安い!半額以下やんっていう。なんなんだ!?この差は。

 

そしてAMEXプラチナカードの得点が素晴らしい

AMEXプラチナカードのサービス旅行に特化していて、グローバルエントリーに掛かる費用($100)もカード特典でカバーされます。

 

グローバルエントリープログラムとは、米国CBP(税関・国境警備局)が開発した事前入国審査プログラムのひとつです。

米国政府の法律に基づき、米国市民や米国でグリーンカード(永住権)を取得されている方と、イギリス、ドイツ、シンガポール、メキシコ、コロンビア、パナマ、韓国の国籍を持つ米国渡航者を対象に実施されています。

グローバルエントリープログラム(GE)の最大の目的は、米国への入国手続きの簡素化と迅速化です。

esta-center.com

 

日本人はESTAを申請しないといけませんが、私の場合、現在グリーンカードを取得中で、来年の中頃には手に入る予定なので、グリーンカードが手に入り次第、グローバルエントリープログラムに申し込もうと思っています。

 

 

アメリカに旅行したことのある方なら、ご存知と思いますが、空港によっては、入国審査に時間が掛かり、一時間以上待たされることも。ESTAの場合、他のVISA所有者と違うラインなので若干早く進むのですが、私の今現在持っているVISAはいつも審査の厳しい一番長い列。長距離フライトで疲れた後に一時間も入国審査で待たされるなんて、考えただけでも疲れてしまいますよね。グローバルエントリーはどうしても欲しい。グリーンカードを取得しても、審査なしでキオスクで行けるようになれば、アメリカ入国時の憂鬱感もだいぶ軽減されそう。

 

 

この費用$100がカバーされ、そして、新規契約3ヶ月以内に50万円以上遣うと、ポイント65,000がもらえる。100ポイントが1ドルと換算しても、もう元が取れています。そして、海外でクレジットカードを使った際のトランザクション費用も無料だし、他にもポイント還元率も他のカードに比べてだいぶお得。一年に一回は日本に帰国しているので、絶対に旅行でも使いますし。

 

他にも空港ラウンジアクセスや、優先搭乗、そして、$200分Uberのクレジットがもらえます。毎月$15ずつウーバーの費用が出る!素晴らしい。Saks Fifth Avenueというデパートのアマゾンプライム版みたいなのに入れ(いつも送料無料で2日で届く)かつ、年間で$100 、Saks Fifth Avenueのクレジットがもらえる!トラベル系のポイントは5倍も溜まる!

 

その他のメリットは他のクレジットカードに特化したサイトを参照していただければ、と思いますが、一年目は年会費以上の特典をもらう事ができます。

 

もうAMEXプラチナカードを契約するしかないでしょう。

 

 

果たしてカードの申請は受理されるのか

カード契約の前にアメリカで覚えておきたいことは、クレジットスコア。ちゃんと毎回期限以内にカードの返済をしているかといった、クレジットカード、お金の貸し借りに関する信用偏差値のことで、このクレジットスコアが低いと、新しいカードが契約できなかったり、ローンを組めなかったり色々なペナルティが課されてしまいます。

就職に影響することもあるそうなんです。恐ろしい、クレジットスコア。

 

移民にとって不利なのは、何年間アメリカのクレジットカードを持っているか、と言うこともクレジットスコアに影響するんです。

 

私の場合、まだ渡米4年目。この、クレジットカード継続歴が浅いため、ここのスコアがPoorで一番上のランクに達せていないんです。あと2、3年待つしかないのか。

 

 

しかしお金が全てのアメリ

でも初回カウンセリングに行った直後に、即お金を払わなければ次に進めない、とのこのとで、初回カウンセリング後、病院からアメックスのプラチナムカードを申し込むことにしました。(その日はPC持参していて、病院のWifiから申し込み!)

 

今思えば、お金を払うことにに相当必死でしたね。

 

アメックスのページに行くとラッキーなことに初回にもらえるボーナスポイントが7,000に上がっているではありませんか。

 

受理されるかドキドキしながら、応募。

 

即、判定されて、なんと受理されました!嬉しい。

 

翌日、クレジットカードの使用上限額を上げてから$6,300を耳を揃えてアメックスで決済!

 

病院側の確認も取れて、必要な同意書等も全部サインして送って無事次のステージに進めることに。



さて、お金も払えたし、アメックスのプラチナカードのステータスも手に入ったし、一石二鳥で嬉しいです。

決済したからにはもう後に引けません。(一旦契約すると、キャンセルした場合でも$2,000とりますよーと契約書に明記されていました)

 

さぁ腹くくって頑張って冷凍しましょう。

 

 

卵子冷凍から話はそれてしまいましたが、卵子冷凍の決断要因の一つにお金もあって、金銭面をうまくやる事も大事だと思うので今回の記事もアップすることにしました。

 

追記

もうAmex Platinumを利用し続けて早2年目ですが、$550の年会費なんて気にならないくらいサービスがよく、トラベルする人向けのカードなので、コロナ期にはストリーミングサービスやインターネット代のサービスがありとてもよかったです。

これからずっとキープしたいカードNo.1です。

Egg Freezing 101 卵子冷凍のいろは、基礎知識

Extend Fertility卵子冷凍の先駆者となった医療機関)がEgg Freezing101という無料セミナーをマンハッタンで行なっていたので、仕事帰りに参加してきました。

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エンパイアのすぐ近くの場所でした。

卵子冷凍とはなんぞや、と思っている人はこの記事から読み始めて頂ければ、と思います。

 

そもそも101って!?

アメリカでは、この101(ワン・オー・ワンと読みます)の表現が多いのですが、これは基礎編、初級編、という意味です。

 

ということで、卵子冷凍初心者コース、的な?

 

このセミナーでは初歩的な知識や、流れについて教えてくれるのと同時に、質問があればそれにドクターが応えてくれるというセミナーで、簡単に言ってしまえばExtend Fertilityのマーケティングイベントですね。

 

最後に、このセミナーに参加した人は、初回カウンセリングが無料になります、とアナウンスがありました。

 

ここで、妊娠力についてミニクイズ

セミナーがミニクイズから始まったので引用させてもらいますっ!

ドキッとする答えなので試してみてください。

 

問題

    1. 生まれた時の平均で女性は卵子の数は?

    A.100-200

    B.1,000-2,000

              C.100,000-200,000

              D.1-2 million

    2. 毎月いくつ卵子を失うと思いますか?

              A.1

    B.10

              C.100

              D.数百

     3. 35歳で約何%の卵子が残っていると思いますか?

              A. 6%

    B.10%

              C. 35%

              D. 50%

    4.下記の選択肢の中で、どれが妊娠に影響しないと思いますか?

              A.年齢

    B.喫煙

              C.ピルの服用

              D.遺伝

 

 

答えは、写真の下。マーケティングイベントだったので、チーズにハム、フルーツにマカロン等が用意されていました。

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答え

  1. D  1-2million
  2. D 数百
  3. A  6%
  4. C ピルの服用

 

 

 

 

最初は1-2millionも卵子があるので大丈夫じゃないか、と思うのですが驚くべき速さで失われていき35歳ではたったの6%になってしまうんですね。

 

恐ろしい。

 

 

 

ミニクイズのあとは、なぜ冷凍した方がいいのかの解説でした。

 

 

 

このgumball machine(ガムボールマシーン)のイメージがわかりやすかったので紹介します。 どうでもいいのですが、ドクターが”Gumball Machine”と言う度に最初は聞き取れず、こいつ何を言ってるんだ?と思っていました。

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何を意味しているかというと、白いボールが健康な卵子で、色のついているのがダメージを受けたもの、何か異常のあるもの、健康でなくなってしまった卵子です。

 

つまり、若いうちは、質・量ともにいい。

しかし、年齢を重ねるにつれ、質・量ともに悪くなる。

 

ガムマシーンの図、見たままですね。

 

 

ポイントは質と量

 

そしてAMH(アンチミューラリアホルモン)についても述べていました。

私が下手に解説するよりもこのサイトがわかりやすいので、こちらをご覧ください。

ivf-asada.jp

AMHは卵子の在庫の量に影響すると考えられています。

 

AMHが低すぎると卵子の在庫が少ないということなので、このAHMの値は毎年検査した方がいいと先生はおっしゃっていました。

 

というのも、血液検査で簡単にできる検査なので。

 

AMHの値も高ければいいというものでもありません。というのも、AMHは数(量)に関係する数値でしたね。AMHが高く、不健康な卵子を数多く生成してしまうと、それは逆に問題になります。

 

卵子の大事なところは質と量。良質な卵子を生成する必要があります。

私は初期診断の際に検査してAMH3.9(ナースには4と言われました)で、32歳では素晴らしい値だ、と言われました。

 

ちなみに、このホルモン値だけでは正確なことはわからないので、実際に卵巣内を覗くエコー検査と併用して卵子の数を確認するのが大切何だとか。

 

 

じゃぁ質はどうやって判断するの?

とっても重要な質!さぁこれはどうやって判断するのか。

結論からいうと、質はいざ受精させて見るまでわからないのだとか。

 

質は、エコー検査ではわからないし、実際に卵巣から摘出して、冷凍+解凍に成功しても受精させてみるまでわからないのだそう。

 

なので、冷凍するにしても10個以上は冷凍しておきたい、ということです。

 

また出た、卵子冷凍年齢と成功率のグラフ

 

以前のブログ 卵子冷凍 初回カウンセリング で紹介させてもらったのと同じこのグラフが出てきました。

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少しおさらい

 

読み方

  • 年齢別で自分がA,B,C,Dのどこにいるか(グラフの中に書いてある、30−34とかが年齢層)
  • 横軸が冷凍できた成熟した卵子の数で、縦軸が成功率
  • 一人子供が欲しい場合、青色のグラフを参照。二人の欲しい人は赤色、三人は緑のグラフ

私の場合

  • 32歳なのでグラフA
  • 10個、成熟した卵子を冷凍できたとして、一人冷凍卵子から子供を産める確率は、青のグラフをみて約60%。二人なら赤のグラフをみて約20%、三人なら5%

 

初回カウンセリングに行った時はそこまで気にしなかったのですが、HuffPostに引用されていたとある研究(これも違うブログで解説します)を読んでいて、37歳で卵子冷凍するのが一番費用対効果がいい、という結論が気になって仕方なかったんです。

 

このグラフもよく見ると、30歳から34歳で冷凍する場合と、35歳から37歳で冷凍する場合とで、成功率はあまり変わっていませんよね。若干低くなっていますが、劇的に低下している訳ではありません。

 

せっかくなのでドクターに聞いてみたところ

確かに、成功率に大差はないけれども、例えば15個の卵子を取り出すために、30代前半なら一回のサイクルでいいかもしれないが、37歳になると2回のサイクルを実行しなければならない。

 

確かに、経済的に今払うお金は高いかもしれないが、今払っておく方が賢い選択であると言える。(アメリカで卵子冷凍、一回につき総額$15,000~$20,000!これ×2回は厳しい!)

 

確率は平均で人によっては全く違った結果になるので、確率を信じで今のお金をセーブするのか、将来のために投資するのか、どちらがいいと思うかな?

 

という答えをもらいました。

 

そして、ドクターが経験則から決定的に言えることは、卵子は若い方がいいにこしたことはない、と。

 

そこまで言われたらやっぱり早めに実行しておこう、と思いますよね。(私の場合はもうお金を払っているので、やることは決まっていますが。ちなみに、途中でやめた場合、キャンセル料$2,000が取られていましいます。キャンセルに20万以上も!?契約書に書いてありました。ビジネスですねー)

 

 

不妊治療の成功率

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このグラフも紹介されていたのでペースト。

  • オレンジが自分の卵子不妊治療した時の成功率。
  • 紺色がドナー卵子不妊治療した時の成功率です。

 

このグラフも若い卵子の方がいい理由を後押ししてくれていますね。ドナー卵子は通常は20代の若い子の卵子をもらいます。

 

このように、色々なデータの説明があったあと、最後に実際の流れについて説明がありました。

 

実際の卵子冷凍のステップ

繰り返しになりますが、私の実行しているところと違う医療機関なのでステップを紹介しておきます。

  1. 初回検査(血液検査とエコー検査)による現状確認(30分から45分)
  2. ドクターによるコンサルティング(検査結果の見直しと個々の現状に沿った目標設定、1時間)
  3. 卵子冷凍に関する知識のクラス(ホルモン注射の仕方、サイクルなどプロセスの説明、2時間)
  4. モニタリング(実際のホルモン投与の期間)8−12日
  5. 卵子摘出(実際の手術、15分から20分)
  6. 冷凍、保存

 

*ちなみに、卵子の摘出手術は、実際にメスを使う訳ではなく、ドクターが子宮に針入れて、卵子に針を刺して取り出すので、切ったり縫ったりしません。

 

 

最後に質疑応答の内容を少し。。

参加者からあった質問とドクターの回答を紹介します。

 

Q.受精卵を冷凍させておく方が成功率は高いの?

A.受精卵の方が卵子が生き残る可能性は高いです。しかし、近年はフラッシュフリーズ(高速冷凍)技術ができて、受精卵でなくても生き残る確率が格段に上がっています。

 

Q.アメリカ国外に冷凍した卵子を持ち出せるの?

A.持ち出せます。国内輸送ももちろんできます。

 

Q.いつまで冷凍できるの?

A.無期限です。イギリスでは10年しか冷凍してはいけないという法律がありますが、もうすぐこの法律は改定されるそうです。

 

Q.自分が冷凍した卵子を使わなかった場合、どうなるの?

A.誰かに譲ることもできるし、研究期間に寄付することもできます。

 

などなど。

なかなか面白いセミナーでした。

Extend Fertilityだと麻酔が初期コストに含まれているとこと、かつ、2回目のサイクルは安くなることから、総額では安くなるのかな。と思いましたが、おそらく私の保険提携医療機関でないのと、レビューが悪かったのでここでは冷凍しませんが、少し惹かれました。

 

このセミナーのおかげで卵子冷凍について、さらに理解が深まったので参加してよかったな、と思いました。

そしてセミナーに20%くらい日本人がいてちょっとびっくりしました!

 

急ぎすぎないで、まずはアメリカの保険制度を理解しよう

今回の記事は

  • 9月の冷凍をリスケジュールした経緯
  • アメリカの保険での薬のカバー率
  • アメリカの会社の福利厚生(不妊治療は別の福利厚生枠があった)
  • 薬局別の値段差

について記載しています。

 

 

 

さて、いざ薬局に行ってOvidrel(排卵を促す注射)をもらって今日からサイクル開始だっ!と意気込んでアップタウンの薬局に行ったら、、、

 

ドクターから薬局に発注されてなかった!!

 

なんてこと!昼間に携帯に今日薬を受け付けました、ってメッセが来ていたので間違いないと思ったら、なんとその注文は他のホルモン剤で、今日必要な薬じゃなかった。

 

えー、コロンビアのナース仕事できないんじゃないかっ!?っていう。。

 

初回診断の後もこのナースとスケジュールについて話し合う予定だったのですが、面会時間を7:45AMに設定していたら、電車が遅れたから間に合わなかったとか。

 

私も仕事忙しいので、30分待っても現れなかったのでドクターと話してオフィスに向かったのですが。

 

アメリカっぽい。適当!プロフェッショナルなところではこの遅刻は普段なら体験しないので、ちょっとびっくりしましたが。(逆に言えば、デリバリーとか、電気の工事とかは驚くべきほど時間を守りませんので、遅刻が当たり前ですが)

 

9月のサイクルで卵子冷凍するのに必要な注射(トリガー注射)は手に入りませんでしたが、幸いなことに、薬局で冷凍過程に必要な実際の薬の値段を全部入手することができました。

実は今日必要な薬がなかったことで、薬の値段も把握できたし、プロセスが遅れてよかったのかも、と思いました。

 

結局、11月のサイクルで始めることにしました

理由は

  • 今のサイクルでやろうとすると手術の時にちょうど出張が入りそうだったこと
  • 仕事が劇的に忙しくて、色々調べたり2、3日おきに病院に通うのが難しいこと
  • 薬が予想外にお金が掛ってしまいそうでもっと調べたかったから

 

ナースに話したところ、AMH(どのくらい妊娠能力があるか)の値は2ヶ月で変わることはないとのことで、しっかり準備してから始めることにしました。

 

2ヶ月遅くすると、2ヶ月分の冷凍庫代の$200も払わなくていいですからね。(せこいw)

 

ということで、薬代の調査です。

 

全部の薬が保険でカバーされている訳ではなかった!

アメリカで冷凍する方必見です! 

 

私のうっかりミスですね。ドクターから発注されているんだから全部保険でカバーされるだろうと思っていたら、保険を使うためには病気であるというドクターから治療目的で使う薬であるという証明書(Prior Authorization)が必要なんですね。

 

私は他の病気が原因で卵子冷凍をする訳ではないので(ガンになったので、薬物治療の前に卵子冷凍、という理由なら保険はおります)、総額$2,000くらいは払うことになりそう。

 

保険情報を全て入れてみても、カバーされている薬は6つのうち、たったの2つだけ。

 

高額だったので、一旦宿題として持ち帰ることにしました。

 

アメリカの保険はこう動く

 

不妊治療に使われる特別な薬であるため、取り扱っている薬局の数が少なくあまり選択肢はなかったのですが、アメリカの場合、自分の入っている保険のPrefered Pharmacy(保険会社と提携している薬局)で薬を購入すると、一番保険のカバー率が高くなります。

 

その前に、Deductible(控除)とOut of Pocket(自己負担)の概念を理解しておく必要があります。

 

Deductible(控除):保険が適応される前に自分で払わなければいけない額。私のプランだと$2,000自分で医療費を個人負担後に保険が適応されます。

Out of Pocket(自己負担):Deductibleに達した後、自分で支払う最高金額。私のプランだと$4,000。

 

一度Deductible(控除)に達すると保険が適用されますが、100%はカバーしてくれません。例えば保険は20%しか払ってくれないので、その他のお金はOut of Pocketに達するまで、自分で払わなければなりません。つまり、私の場合は、$2,000まで一切保険が適応されず、$2,000まで自分で払った後から保険が何割か医療費を払ってくれますが、支出が$4,000に達するまでは医療費を払い続ける。逆に言えば、一端、合計$6,000を自分で払ってしまえば、その後でかかる医療費はすべて保険が負担してくれます。

 

使うなら、60万円しまえば使い放題、そんなに使わないなら俄然、少額に抑えたい、といったところですね。

 

保険会社に年間でいくらか保険料を払っていますよね。

当たり前ですが保険によってプランが違ってプランによって、全ての金額が変わります。

 

私はシングルで扶養家族がいないため、病院に行かない前提で一番安い保険に入っているのですが、今年はすでにDeductible(控除)の上限とOut of Pocket(自己負担)に達しています。

 

そのため、治療目的に使われる薬は全て保険のプランがカバーしてくれるのですが、自分で始めた卵子冷凍なので(病気が原因ではないので)、全部はカバーされませんでした。

 

そして恐ろしいのが避妊治療にはLife Time Maximum($10,000)が設けられていて、不妊治療に払ってもらえる保険はは生涯でいくらまで、と上限があるんですね。

 

恐ろしい。

 

そして、今回保険でカバーされている薬がものすごい高額で、今回保険を使ってしまうと将来に不妊治療が全額負担になってしまうという。。

 

というか、不妊治療しなくていいように冷凍を決意したんだから、今この保険を使わないとこのお金は一生もらえないお金かもしれないと考えると、まぁ使ってもいいのかも。と思うのですが。

 

この選択は人生ゲーム

 

AかBどちらも同じだから二種類の方から好きな方を選んでいいよ、と言われている薬があって、Aだと保険適応外の薬で自己負担が$700くらい。Bだと保険適応されていて、自己負担額は$0だけど、不妊治療保険の半分くらいを使ってしまうという。

 

今の払う$700の方が高額なのか、将来不妊治療が必要になった時に払う自己負担額の方が高額なのか。

 

そもそも私は不妊治療が必要になるのか。。。

 

(ちなみに、冷凍した卵子は解凍して体内に戻すことはできないので、冷凍した卵子を受精させるのは、不妊治療の一貫に考慮されます。)

 

もっと保険の、福利厚生の知識が必要だっ

 

ということで、勤めている会社に問い合わせてみたところ(保険は勤めている会社経由で入ります)、

  • 加入している保険会社を変えてもLife Time Maximumは引き継がれるため、今使ったお金は戻ってこない
  • 保険プランを特別なものに変えることで、Life Time Maxiumを今の3倍まで引き上げることができる

ということがわかりました。

 

しっかり理解できなかったので明記しませんが、将来配偶者の保険を使おうと思っても(だって男性って女性より不妊治療費かかりそうにないじゃないですか!)そうはうまく行かないんだとか。私個人に対しての医療費で、男性が女性用の治療の医療費を持つことができないんだと思います。

 

安易に考えた結果。

 

今、保険を使ってしまって、将来必要になりそうなら加入保険プランを変更して保険額を釣り上げたらいいじゃないか、という結論に。

 

何より、高額な不妊治療をしなくていいように卵子を冷凍するんですから。

 

英語ではChicken and Eggと言います。どっちが先なんだっけ?と。

 

不妊治療しなくていいようにするために卵子冷凍するんですよね。なぜに不妊治療しなければいけなくなる、と頭の隅で考えてるんだっけ?と。(ここでいう不妊治療は、冷凍した卵子を使うので、冷凍していない人に比べて必要以上に治療しなくていい*という意味です)

 

そして、冷凍を始める日が遅れたのと、保険の話があったのでナースにお願いしてPrefered Pharmacyを含め幾つかの薬局に薬を注文してもらうことにしました。

 

 薬局によって値段が違う!?

Preferred Pharmacy(提携薬局)含め、ナースにお願いして3つの薬局に処方箋を出してもらって値段を比較してみました。3つに絞った理由は、薬を取りにいけないのと、デリバリーがタダかどうかわからなかったからです。

 

薬の値段確認は全て電話だったので、とってもめんどくさかったのですが、これはやってみてよかったです。

 

というのも、薬局によって同じ薬でも数百ドル単位で値段が違いました。そして6種類もオーダーしなきゃいけないので、合計額がだいぶ変わってきます。

 

Preferred Pharmacy(提携薬局)が一番保険が効くと言われているのですが、保険対応外の薬だと、一番安いわけではないという事実も発覚。

 

結論は、保険の使える薬と他の薬局より安い薬はPreferred Pharmacy(提携薬局)から購入して、自己負担の薬は安いところから取り寄せよう、ということ。

 

(エクセルでバッチリ表まで作って計算しましたよー(泣)

 

ただ、いくつ薬が必要かは私の卵子生成能力に関わってくるので、ナースにもう一回薬の詳細を聞いてからオーダーを最終決定しようと思いました。

 

そして、保険会社に問い合わせたところ、Prior authorization (または preauthorization)がないから保険のカバー率が低いんじゃないか、と言われました。

 

これは治療目的で使う薬の必要性を医療機関から薬局に出してもらわなければいけないんですね。

 

そこで処方箋のオーダーを出してくれているナースにPrior authorizationのことについて確認中です。   

 

 

これらの作業。。。

 

 

私はただ卵子を冷凍していうのではない。アメリカの保険について身を持って知識を得ているのだ。

 

と思いました。

 次回は、昨日行ってきた卵子冷凍に関するセミナーの内容と感想を紹介させていただきたいと思います。

 

 

追記です

この記事を書いていた時点では、Prior authorization (または preauthorization)も適応される保険制度のことも、まだ調査不足でしたが、最終的にPrior authorization は無事もらえ、Fertility(不妊、妊娠にかんする)保険を上手く適応することができました。

その内容を別の記事にまとめていますので、保険制度に興味のある方、アメリカでEgg Freezingされる方はぜひ参考にしてください。

ks-think-through.hatenablog.com

 

いざ、冷凍プロセス開始!1日目!? と薬のチョイス

今回の記事は

  • 生理3日目のモニタリングの結果
  • 実際に使う薬の一覧

について記載しています。

 ちなみに、Freedom Pharmacyのビデオは日本語訳もされていて、日本でも同じ薬を使う事もありそうなので、代替の薬についても記載しているので、日本で冷凍される方も参考になるかもしれません。

 

月経3日目、いざ卵子冷凍プロセス開始か!?

さて、月経の初日(3日前)に病院に連絡して、今日の通院の予約をとっていました。

予約は朝の7:30。

今日の内容は

  • 血液検査
  • 子宮の超音波(エコー)検査

 

これで準備ができていたら、いざホルモン剤の摂取が始まるんですね。

ドキドキしながら検査に行ってきました。

 

 

しかし、体は準備できていなかった;;

前回のエコー検査では、左右合わせて18個確認されていた卵子が、今回の検査では両側合わせてたったの7個! 

 

えっ、少ない!

 

血液検査の結果からも、排卵していなかったと判明。

 

原因はちょうど一ヶ月前にピルを服用し始めたため、とのこと。

 

むむむ、せっかく時間が調整できてよかったと思っていたのに、排卵できていなかったのか。というか、少ない量だったということ。

 

つまり、前回の記事で間違ったピルのすヽめ を書きましたが、実は半分くらいはセーブできていたってことですね。全部は止められないけど。

 

そこで、今日、Ovidrel 250mcg(オビドレル)という、排卵を促進する薬を処方してもらうことになりました。

 

明日、薬局で受け取って、自分で注射しなければならないとのこと。

やり方のビデオをもらいました。(日本語訳も見つけたのでペーストしておきます)

freedommedteach.com

 

これを摂取して36時間後に排卵がきて、排卵の3−5日後にまた生理が来るらしいので、そこからサイクルを始めるんだとか。

 

やり直しかいっていう。しかも排卵してなかったために薬が増えてしまったー(泣)

 

実はよかったのかも、だって使う薬の詳細を今日知ったから

しかし、急いで始める前に、今日全ての薬の一覧をもらうことができたので、薬の一覧を記載しておきます。

 

卵子冷凍で使われる薬一覧

  • Gonal  f 900 か Follisitm 900- :2 pens必要  (どちらも同じ薬で安い方で良い)

  • Menopur 75 units- : 20 vials必要

  • Cetrtotide か Ganirelix:5 kits必要  (どちらも同じ薬で安い方で良い)

  • Novarel 5,000 units –  2vials か Pregnyl 10,000 – : 1 vial必要(どちらも同じ薬で安い方で良い)

  • Doxycylline 100mg– 6 capsules必要

  • Needles and syringes :これは安い

 

この、同じ用途の薬が二種類記載されてあるのが、くせ者でして。

私の場合、製薬会社に問い合わせたところ、緑色で書いてある方は私のプランでカバーされていて、黒字の方はカバーされていませんでした。

 

この薬の合計費用が40万円から100万円(卵子の成長具合で変わってきます)なので、今日製薬会社に連絡して自分の保険のプラン確認してよかったーと、つくづく思いました。

 

カバーされている薬の方で進めてください、とナースにお願いのメールを先ほど送信しました。

 

もうちょっと薬の紹介を

初回カウンセリングで色々詳細の書いてある書類をもらって、そこに薬のことも書いてあったので、興味本位で載せています。

 

  • Gonal  f 900 か Follisitm 900-:全てナチュラルホルモンで、卵巣が卵子を育てる手助けをします。8日(かそれ以上)一日一回のペースで注射します。

  • Menopur 75 units- :上記の薬と同じ。全てナチュラルホルモンで、卵巣が卵子を育てる手助けをします。8日(かそれ以上)一日一回のペースで注射します。

  • Cetrtotide か Ganirelix-:これらは未熟な排卵を防ぎます。副作用として頭痛、腹痛などがあります。卵巣の成長に伴い、冷凍過程の後半から毎日注射します。

  • Novarel 5,000 units –  2vials か Pregnyl 10,000 – : ナチュラルホルモンで不妊治療の際、卵子を摘出する前に、卵子を成熟させるために使います。今日処方されたOvidrelもこの薬と同じところに分類されています。トリガーショットと呼ばれ、これが最後の注射です。

  • Doxycylline 100mg– :抗菌剤。卵子摘出手術後に変な菌に感染しないように服用します。内服薬です。

 

いっぱい注射されることになるので、どんな薬か知っておきたいですよね。

 

 

なんか、もう一つ仕事してるみたい、な仕事量。

しかもこっちの方が難しいのなんの!だって英語で医療のことあんまり話しませんからねっ!

でも色々調べて面白くなってきたので、進捗どんどんシェアしていきたいと思います!

 

ちなみに、最終的にはこちらのブログにきれいにまとめたので、薬についての詳細はこちらをご覧ください。

ks-think-through.hatenablog.com

間違ったピルのすヽめ?

今回の記事は

  • ピルを服用することは卵子冷凍の安価な代替解決策になるのか

について記載しています。

 

 

 

ピルを服用することで本当に卵子はセーブできるの!?

 

今回は余談です。

 

日本に帰国した際に日本の友達からピルを飲むことは避妊効果以外にも卵子をセーブする効果もあると聞いて、早速、アメリカに帰った後にリサーチ。

 

確かに日本のサイトには、低容量ピルを服用することで排卵を防ぐことができるので、その分、子宮を休められ、排卵を止めた分の卵子がセーブできる、らしき内容のことが記載されています。

 

 

では、一刻も早くピルを服用し始めないくっちゃ!

 

アメリカに帰ってからピルを処方してもらうため、婦人科へ。(実は前々から婦人科にいく予約を、とってあったので一石二鳥)

 

そこで婦人科のお医者さんに相談したところ、卵子をセーブする目的でピルを飲むのは間違っていると指摘されました。ピルを飲んでも排卵を止められる訳ではないとのこと。

 

(ちなみに、ドクターの友達がい他ので彼に相談したところ、婦人科の先生に言われたのと全く同じ回答が返ってきました)

 

私の場合、一番低い容量のピルでも副作用で気持ち悪くなって飲み続けられなかった経緯も伝えたところ、私のように体が小さい人は低容量でも副作用がでる割合が高いんだとか。

 

ピルは避妊効果以外にも生理の安定化、生理痛の軽減や、その他子宮の病気の予防にはなるので、服用するならそれを目的にしなさい、と。

 

でも、念のために、一番低容量のピルを処方してもらったんですけどね。

 

私がここで言い切る根拠は、

そして、この前の初回コンサルティングに行って、排卵がセーブされないということを自分の目で確認してきました。

 

と言うのも、初回コンサルティングの際に、超音波検査で子宮内を見せてくれたんですけど、その時に先生が現在の私の卵子の数をカウントしたこと。

 

私には白黒のエコー画像からどれが卵子なのかを読み取るスキルは全くありませんでしたが、一ヶ月以上ピルを飲んでいたのに、先生がはっきりと両方の卵巣から卵子をカウントしたとこは。。。何よりも排卵されている証拠ですよね。

 

ということで、今日の結論は、今までピルを飲んで来なかったけど、それに対して特に焦ることはないということ。

 

日本のサイトでは排卵を防げる、と記載されているものもあるので、強いピルとかは排卵を止められるのかもしれませんが、私はドクターでないので細かいことはわかりません。

 

そして自分は低容量ピルじゃないと副作用が出て服用できないのは知っていたので、ピルを飲んで来なかったことに対して焦る必要はなかった、と結論づけました。

 

 

でも一応服用してみた

何より他のメリットがありますからね。

 

ちなみに、今回処方してもらった一番低容量のピルを、一ヶ月以上服用して、前よりも副作用は少なかったように思います。

 

しかし最初の3週間は情緒不安定になったり、ものすごくイライラしたり、気持ち悪くなったり、なかなか大変でした。

 

でも4週間目に慣れてきたように思います。今回のピルは前回試したものより体に合っていそうです。そして、生理も軽くなったのが嬉しいです。

 

仕事が忙しいのに、生理が重くて大変で、月一で休みたくなるくらいだったので、その症状と生理痛が改善されただけでも飲む意義はあるのかもしれません。

 

卵子冷凍後に副作用が出ないようなら、(先生には2、3ヶ月飲み続けたら大丈夫と言われました)他のメリットも考えて飲み続けるのもありかな、と少し思いましたが、まだ決めていません。

 

ちょっと待った、追記です!!

上記したことは、ちゃんと婦人科の先生に聞いて記載したので、嘘を書いているつもりはありませんでしたが、実は日本のサイトも一理あったので追記しておきます。

 

やっぱりピルは卵子を少しはセーブできるのかも!?

卵子冷凍の初回カウンセリングに行ったのが、ピルを飲み始めてちょうど一ヶ月目でした。

その時に、エコー検査で合計18個の卵子が確認されました。

 

そして、次の排卵の後にエコー検査したところ、確認された卵子はたったの7個!

 

半分以上セーブできてるじゃないか!?と思いました。

 

 

少しは排卵されていますが、同じ量排卵されている訳ではなさそうです。

また、私の場合、初めの月で、生理が来たかもしれない、というくらい出血が実際の生理前にあったので、断言はできませんが、もしかしたら、少しはセーブできているかもしれない、と思いました。

 

何よりも、アメリカの婦人科の先生にはセーブする目的でピルを服用するのは間違っている、と断言されていますから。(しかも複数の先生に。。。)

 

まぁその理由は、年齢と共に健康な卵子の数が減り、AMHの値も減少するからであると思います。いくらセーブしていても、生成能力が劣り、健康でない卵子を生成しても使えませんからね。

 

そして研究で若い卵子の方がいいというのは明らかになっていますし。

ということで、もしも本当に健康な卵子をキープしておきたいならピルだけでは不十分であると、頭の片隅に置いておいた方が良さそうです。

 

またまた追記(2021年5月追記)

自信をもって断言できないのですが、ピルを飲み続けてもう2年くらいになりますか。生理が来なくなりました。生理が来なくなってからもう1年は経っているかと思います。卵子がセーブできる説が濃厚です。

 

もししっかりセーブできていなくても、毎回の生理で子宮を酷使している感が全くなく(生理のたびにおなかが痛む、等)、かつ、生理に煩わされなくていいのでだいぶ助かっています。

 

アメリカに来てもう今や5年になりましたが、まわりで、本当に40代で妊娠している人が多い!中には特に不妊治療してない人もいる。どういうことだ!?(同僚とか、友達とか!一人、二人じゃない、いっぱいいる!)

 

私の勝手な推測では、アメリカではピルの処方が日本よりも10年先に一般化していました。そのため、若いころからピルを服用している人が多く、卵子をセーブできていたんじゃないか!?説。

(医学のエキスパートではないので、これは全く私の憶測です。間違っていたらごめんなさい。)

 

ドクターの友達がいるので少し日本とピルについて。

日本は、男性に有意な薬はすぐに使用許可が出るのに、ピルとか女性のためになるものは、なかなか承認されない過去があるとか。日本でピルが認可されるのに10年も掛ったとか。日本で、もっともっと女性進出と女性の活躍を心から検討します。

 

ちなみに結論から言うと、ピルはすすめます!

まだ服用してない人はぜひ検討してみてください。ただ、卵子冷凍の代替効果までは期待できないので、そこは理解しておいてください。

卵子冷凍 初回カウンセリング

今回の記事は

  • 実際の初回カウンセリングの内容
  • カウンセリングに行く前のアドバイス
  • 冷凍目標個数の定め方
  • スケジューリング

について記載しています。

 

 

 

2日前(木曜日)に、遂に卵子冷凍の初回カウンセリングに行って来ました。

2ヶ月前に電話したけど、予約が取れたのはこの日。

 

東京でもなかなか予約の取れない病院はありましたが、NYの方が予約が取りにくいと思います。他の病院でも、歯医者でもそうなんですが、予約が取れるのが何ヶ月後ってどういうこと。

 

病院って具合が悪くなった時に即行きたいものなのに。

 

来月に親がNYに遊びに来る週がバッチリ排卵日と重なっていたので、どうしても10月に通院したくなくて、何度か病院に電話した結果、コロンビア大学の病院は対応がとてもよく、キャンセルが出たところに入れてくれて、最初に予約が取れた日より1週間早く初回カウンセリングに行くことができました。

 

 

卵子冷凍とはスケジューリング!?

 

個人的に事前調査した結果、曖昧だったことが、初回カンセリングに行ってはっきりしました。卵子冷凍は月経のサイクルによって手術日が変わるので、急ぎの場合、(私の場合)この1週間が実はとても大切でした。

 

あと1週間遅かったら、10月のサイクルになるところでした。10月の丁度手術になるであろう日に親が来ていて、カナダに一緒に旅行に行く予定だったので、もし9月を逃したら11月の手術ということになっていました。

 

危ない、危ない。11月も旅行の予定があるのでできれば早くに終わらせてしまいたい。

私の場合、年内なら保険でカバーされる薬なら、保険会社が払ってくれるという金銭的な面もあり。(今年は個人負担額の上限に達しているため)

 

心理的にも実はだいぶストレスを感じていましたし。親に言うのか言うまいか。

果たして親はこの決断を受け入れてくれるのか、くれまいか。

 

私は結果にもよると思いますが、無駄な心配を掛けたくないので言わないと思います。 

 

 

さて、実際の体験談を

 

病院はコロンバスサークル近くにあるビルのペントハウスで、とても綺麗な空間でした。いろんな病院に行ったことがありますが、NYの中では一番綺麗だと思いました。

東京のイケてる病院に近い感じ。(イケてる病院=ハイカラ、オシャレな病院とでも定義しておきましょう)先生の部屋にはブリザードフラワーが飾ってあったり。

 

さて、初回診断の流れをここに記載します。

 

初回カウンセリングの前に、

  • メディカルレコード(医療歴、薬歴等)
  • 保険の情報
  • 現在服用している薬の情報
  • 現在の体の状況、症状があればその症状
  • 婦人科系の全てのテスト結果

を提出しておきます。私の場合、7月に毎年恒例の婦人科系の検査を終えていて、できるものは全て検査していたので、初回カウンセリングはスムーズに進みました。

 

カウンセリングでは、最初に先生に会って、

  • 病院の説明
  • 卵子冷凍の説明
  • 年齢と妊娠確率に対する説明

等を受けます。

  • 卵子冷凍についてどのくらい知識がありますか?
  • 何人子供が欲しい?
  • 卵子冷凍の目的は?

なども聞かれました。

 

私の先生はほぼ少し年上の優しい感じの女性の先生で、暖かく迎えてくれたため話やすかったです。

 

子供が何人欲しいかによって冷凍しておきたい卵子の数が変わってきます。

説明してもらったグラフと同じグラフを見つけたのでここにペーストします。

www.fertilityargentina.com

 

同じサイトから卵子冷凍の成功率と年齢の関係を。 

gr1.jpg

 

読み方

  • 年齢別で自分がA,B,C,Dのどこにいるか(グラフの中に書いてある、30−34とかが年齢層)
  • 横軸が冷凍できた成熟した卵子の数で、縦軸が成功率
  • 一人子供が欲しい場合、青色のグラフを参照。二人の欲しい人は赤色、三人は緑のグラフ

私の場合

  • 32歳なのでグラフA
  • 10個、成熟した卵子を冷凍できたとして、一人冷凍卵子から子供を産める確率は、青のグラフをみて約60%。二人なら赤のグラフをみて約20%、三人なら5%

 

もちろん、卵子を体に移す年齢も大きく関わってきますが、冷凍年齢と冷凍個数によって現在の確率がわかるわけですね。一人目、できれば二人目も自然妊娠したいところです。これは保険!

 

いざ子供が産める確率はそんなに高くありませんが、卵子冷凍に100%頼る目的で冷凍するわけではないので、この確率でもよしとします。

 

検査結果によっては卵子冷凍できないこともある

 

基本的な説明が終わった後、採尿、採血を行います。

その後、超音波で子宮内を検査して、卵巣の大きさが正常かどうか、今現在、何個の卵子が存在しているか、卵子数をカウントしてくれます。

 

私の場合は今回のサイクルで、右に8つ、左に10つ卵子が存在していました。

先生にはいい数字だ、と言われました。

 

前のブログで紹介した本では、著者のサラ(当時36歳)は初回の卵子摘出で冷凍後に卵子が生き残った卵子の数が確か6個のみで、彼女は何度か卵子冷凍の手術を繰り返しました。

 

その話も知っていて、いい数字が確認できてひとまず安心しました。

この時点で卵子が確認できないと、次に進むために不妊治療をしなくてはいけないんですね。

 

しかしこの数は実際に何個卵子が取れるかには関わりません。それはこれらは全て月経で流してしまって、次のサイクルから採取するからです。

 

超音波検査のあとは、どのサイクルで始めたいか、スケジュールの調整と次にすることの説明を受けました。

 

実際のホルモン注射は次の生理の3日目から始まります。

私の場合、一ヶ月前から低容量ピルを飲んでいました。通院がわかっていたのでわざと生理日を3日ほど遅らせていました。

 

私がすぐ始めたい意思を伝えると、先生もすぐ動いてくれて、金銭面で私が大丈夫ならすぐに始められる、とのことでした。

 

次のステップは

 

1回目のホルモン注射は生理3日目です。と言うことで、私の場合は即ピルの服用をやめて、生理が来たらコーディネーターの人に電話して次の通院日を決定します。

 

次の通院では超音波検査と採血、ホルモン注射と詳細なスケジューリングについて専門医と話します。

 

帰り際に、次回までに読んでおく資料、サインしておく資料をもらいました。不妊治療に関する「いろは」の資料です。

 

ちなみに、私が死んだ時に、冷凍した卵子をどうしたいか、も聞かれました。

私は妹がいるので、勝手に妹の名前を受取人に記載しておきました。彼女は冷凍とかしないだろうから、手遅れになったら使ってもらう。と。 

 

初回カウンセリングに行く前のアドバイス

 

ここで、初回検査に行く前に不安だったこと、わからなかったことをシェアします。

 

私の場合、保険の都合で年内に絶対に手術したかったこと、旅行の予定があったこと、そして決めたからには一ヶ月でも若い卵子を冷凍したかったという理由から、すぐに始めたい人にはいいアドバイスになると思います。

 

  • ピルを飲んでいるならやめないこと
  • 初回カウンセリングは生理の直前に予約すること
  • 風邪薬などは摂取していても初回カウンセリングには影響ないので、風邪をひいた場合などは我慢せずに薬を飲んでいい
  • お金の準備をしておくこと

 

ピルについてですが、初回カウンセリングの後にもらった資料にこう記載されていました。

月経のタイミングを管理するため、かつ、ホルモンの生成をスローダウンさせる目的で、ホルモン注射の2−4週間前に医者がピルを飲むように言う場合があります。

 

なので、今ピルを飲んでいる人は飲み続けてください。

 

私の場合、生理の最中に初回カウンセリングを合わせるのがいいのか、遅らせるのがいいのかわからなかったのですが、遅らせていて正解でした。

 

と言うのも前記したように実際の卵子冷凍のプロセスは生理の3日目から始まるからです。

 

生理後直後が初回カウンセリングだと、一ヶ月無駄にしてしまうのと、卵子の個数を数えるためにもう一度通院しなければならない可能性もあるので、可能なら生理直前の予約をお勧めします。

 

しかし、婦人科系のテスト(定期検診で検査できるものです)を終えていない人は、その検査結果に時間がかかった場合、もしかしらたらもう一サイクル遅れるかもしれませんが。

 

なんと言っても商売なので

 

お金の準備も忘れずに。私の場合、全てクリアだったので、決済が済み次第進ませてくれるとのことでした。

 

初回カウンセリングは思ったよりも簡単で、早く終わってよかったです。

この日は会社で午後休をとっていたのですが、結局忙しくって病院からミーティングに出たりしてました。

 

病院にPCを広げられて電話できる場所があってよかったです。

家に帰ってから、緊張していたのか精神的にものすごく疲れていて、その日は早めにベッドに入ってたくさん眠りました。

  

 

これから始まる卵子冷凍。初日でこんなに疲れるなんて。精神的に強くありたいと思いました。

ちょうど仕事が忙しくて、あまりモヤモヤ悩む余裕がなくていいのかもしれません。